その他
ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)とは、骨・関節・筋肉・神経などの「運動器」が衰え、立つ・歩くなどの移動機能が低下している状態を指します。
放っておくと、転倒・骨折・寝たきりのリスクが高まり、要介護の原因になることも少なくありません。
ロコモの原因には、加齢による筋力低下、変形性関節症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症などがあり、40代から少しずつ始まっているケースもあります。
📝 当院で行う対策・治療例
- 筋力・バランス能力のチェック(ロコモ度テスト)
- 運動指導・歩き方指導・自主トレの提案
- 関節疾患や神経障害の適切な治療
- 栄養・生活習慣へのアドバイス
ロコモは予防・改善が可能な疾患です。「最近つまずきやすい」「階段がつらくなった」「立ち上がりにくい」といった変化を感じたら、早めのチェックと対策をおすすめします。
骨粗しょう症
骨粗しょう症とは、骨の中の密度(骨密度)が減り、骨がスカスカでもろくなってしまう疾患です。
特に閉経後の女性や高齢者に多く、転倒によって背骨の圧迫骨折や大腿骨の骨折などが起こりやすくなります。
自覚症状がないまま進行するため、「骨折して初めて気づく」ということも少なくありません。背中が丸くなる、身長が縮んだ、背中や腰が痛むという症状がある場合は要注意です。
📝 当院での検査・治療内容
- 骨密度測定(DXA法)による正確な診断
- 血液検査による骨代謝マーカーの評価
- 食事・運動の指導(カルシウム・ビタミンD・たんぱく質など)
- 吸収抑制薬・骨形成促進薬・注射製剤などを用いた薬物療法
骨粗しょう症は予防と継続的な治療が大切です。定期的な検査と適切なケアで、骨折を防ぎ、健康寿命を延ばすことができます。