大阪市阿倍野区の整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科|骨粗しょう症・関節リウマチ

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自費リハビリテーション

その痛み、原因は「筋膜」かも?

筋膜整体がもたらす体の変化をわかりやすく解説

こんなお悩みはありませんか?

長引く肩こりや腰痛、関節の動かしにくさ、あるいは身体の重だるさ…。もしかしたら、その原因は「筋膜」にあるかもしれません。全身を包み込み、第二の骨格とも呼ばれる筋膜の働きと、当院の筋膜整体がどのようにそのお悩みを解決するかを、これからわかりやすくご説明します。

1. 筋膜とは? – 全身をつなぐ「第2の骨格」

筋膜は、筋肉や骨、内臓、血管などを包み込み、それぞれを適切な位置に保つ薄い膜状の組織です。ウェットスーツのように全身に張り巡らされ、体を支えるだけでなく、組織同士がスムーズに動くための「滑り」を助ける重要な役割を担っています。コラーゲン線維とエラスチン線維が主成分で、その間をヒアルロン酸などの水分が満たしています。

筋膜の構造

皮膚
皮下組織
浅筋膜
深筋膜
筋肉

筋膜は幾層にもなって組織を覆っています。

筋膜の主な構成要素

2. 筋膜の異常 – 「滑走障害」が痛みを引き起こす

長時間の同じ姿勢、怪我、運動不足などにより、筋膜の水分が失われ、線維が厚く硬くなる「高密度化」が起こります。これにより筋膜同士の滑りが悪くなり、動きの制限や痛み、コリといった症状が現れます。これが「筋膜の滑走障害」です。この状態が続くと、血行不良やさらなる痛みの悪化につながることもあります。

筋膜の状態比較

正常な筋膜

線維が整い滑りが良い

滑走障害の筋膜

線維が乱れ癒着している

滑走障害の主な原因

3. 筋膜の治癒過程 – 正しい介入で機能回復へ

筋膜が傷つくと、体は自然な治癒プロセスを開始します。この過程は大きく3つの段階に分かれます。しかし、治癒中に不適切な固定や不動が続くと、硬い瘢痕組織が形成され、滑走障害が残ってしまうことがあります。筋膜整体は、特に修復期において、線維の正しい再配列を促し、しなやかで機能的な組織の再生をサポートする重要な役割を果たします。

筋膜の治癒3つのフェーズ

炎症期 (〜約72時間)

損傷直後。内出血や腫れが起こり、痛みを感じる時期。まずは安静が重要。

増殖期 (約3日〜6週間)

新しいコラーゲン線維(瘢痕組織)が作られ、傷が修復されていく時期。

修復期 (約3週間〜1年以上)

瘢痕組織が成熟し、より強くしなやかな組織に再編成される最も重要な時期。適切な運動や治療が効果を発揮する。

筋膜整体による改善プロセス

評価:問題箇所の特定
治療:圧迫・伸張で高密度化を解消
滑走性の回復・痛みの軽減
関節可動域・機能の改善

4. 当院の筋膜治療 – 筋膜へのアプローチが叶えること

当院では、国家資格を持つ理学療法士が、お一人おひとりの身体の状態を丁寧に評価し、筋膜に直接アプローチします。機械に頼ることなく、手のひらや指先から伝わる感覚を頼りに、筋膜のわずかな硬さや癒着を見つけ出し、丁寧に解きほぐしていきます。

当院の治療目的

  • 筋膜の滑走性回復と柔軟性の向上
  • 高密度化した筋膜を柔らかくすることで、筋肉本来の動きを取り戻します。

  • 慢性的な痛みやコリの根本改善
  • 癒着を剥がし、血行不良を改善することで、痛みの原因を解消します。

  • 姿勢と動作の改善
  • 全身の筋膜のつながりを考慮した治療で、身体のバランスを整えます。

筋膜へのアプローチによる治療

治療の特長
  • 🖐️ 手の感覚で微細な硬結を見つけ出し、ピンポイントでアプローチします。
  • 💆‍♀️ 患者様の反応を伺いながら、力加減や角度を細かく調整します。
  • 🔄 単なるリラクゼーションではなく、機能回復を目的とした治療です。

5. 痛みを改善するための継続的なケア

筋膜の柔軟性を維持し、痛みのない生活を送るためには、一時的な治療と継続的なケアの両方が重要です。当院では、治療によって改善した状態を維持できるよう、以下の方法をご提案しています。

定期的な通院

筋膜の状態は、日常生活の癖や姿勢によって少しずつ変化します。定期的に通院していただくことで、小さな変化を早期に発見し、痛みの再発を防ぎます。

ご自宅でのセルフケア

治療効果を持続させるため、患者様の状態に合わせたセルフケアやストレッチ方法を丁寧に指導します。日々の生活の中でご自身で体をケアできるようサポートします。

ご興味のある方は当院スタッフまでお気軽にお尋ねください

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